1月の末に靖国神社に正式参拝に行ってきました。春休みという事もあり、以前から興味のあった正式参拝に行くことを決意し、どうせなら大きな神社に行きたいと思い、靖国神社まで足を運びました。
靖国神社での正式参拝を通して、たくさんの学びや発見があったので、共有したいと思い、この記事を書くことにしました。この記事を読んでもし興味を持っていただけたならぜひ靖国神社に行ってみてください。きっととてもいい経験になります。

靖国神社ってどんなとこ?
靖国神社とは、国家の為に尊い命を捧げられた人々の御霊をお祀りする神社です。つまり、他の神社のように神様が祀られているわけではありません。靖国神社の始まりは、1874年に建設された招魂社(しょうこんしゃ)で、尊い命を捧げられた人々の御霊を慰め、その事績を永く後世に伝えることを目的に創建された神社です。
「国家の為に尊い命を捧げられた人々」ということで、第二次世界大戦なども絡んできます。そのため、政治的な問題とも結び付けられ、もしかしたら世間的にはそのイメージが強い人が多いのかもしれません。
日本の戦いの歴史を知れるー遊就館―

靖国神社には、遊就館と呼ばれる史資料の展示している施設があります。そこには、靖国神社に鎮まる英霊の遺書や遺品をはじめ、「ご事蹟」(事実の痕跡)などが展示してあり、学校では学ぶことができない、戦争の“生きた声”を聴くことができます。展示してある遺品や写真、または映像等、どれも衝撃的な物ばかりです。
僕が1番衝撃を受けたのは、人間魚雷、「回天」で出撃する前に録音された実際の音声です。音声の内容は、とても生々しく、容易にその場の、その方の状況が想像できるものとなっていました。ただその言葉の中に、家族への想いや戦争への想いなどがとても力強い言葉で述べられていて、心を打たれました。
また、海に沈んでいる戦闘機の映像も印象的でした。その時に実際に使われていた戦闘機の残骸が、今でも海の底に沈んでいると考えると、僕は戦争が少し身近なもののように感じました。

遊就館では、戦争よりもっと前の時代の戦いについても学ぶことができます。歴史が好きな方にはもってこいの場所です。
靖国神社での正式参拝
ここからは、実際に正式参拝を行ってみて、何を感じたかなどについてご紹介していきます。ところで、神社の正式参拝とはどんなものか、想像できますか?
正式参拝とは、一般的な拝殿の手前で行うものとは違い、殿内まであがって、神職の方と共に行う参拝方法です。
靖国神社での正式参拝は、まさに「荘厳」という言葉がぴったりでした。正式参拝は、団体で行われるため、待合室のような場所があるのですが、そこから実際に殿内に足を踏み入れた瞬間、一気に空気が重く、冷たく感じました。

記事の冒頭でも説明した通り、靖国神社には国家の為に尊い命を捧げられた方々が祀られています。遊就館で学んだ戦いで亡くなられた方々が祀られています。遊就館を見学してから正式参拝を行ったので、正式参拝中の数十分、祀られている方々から見つめられているようでした。
ただ、見つめられているというのは怖い意味ではなく、むしろ励まされているような、暖かさすら感じました。それに応えるように僕も自然と“今の自分が在ること”への感謝を伝えていました。
言葉だと想像しにくいと思いますが、実際に体験しないと感じることができないような経験をしました。僕のなかで、この経験は一生忘れることはないと自信を持って言えるほど、僕の中で大きな経験です。遊就館の見学も靖国神社での正式参拝も、人生の大きな財産となるでしょう。少しおせっかいではありますが、日本人として、経験しておくべきこと言っても過言ではないのではないでしょうか。
この記事を読んで興味を持ってくだされば幸いです。もし興味を持っていただけたならぜひ靖国神社まで足を運んでみてください。