お初にお目にかかります。シエラと申します。
東京某所の工業系大学で3Dプリンターやデザインの勉学をしつつ、本や文字を愛好する人間として高校生の頃からwebライターをしておりました。
文体や内容であの人かな?と思っても、生暖かく見守ってくださいね。
略歴
10歳で北米に移住。現地の小学校と日本語学校の両方に通い、12歳で日本に戻り中学受験。その後も時折アメリカに戻ったりしていた。現在は大学生。工芸を趣味として、工業系大学の設備を濫用したりしている。
高校生の頃から音楽・テック系webライターを始め、現在はフリーの翻訳者として個人出版書籍の翻訳なども行っている。
アメリカに行ったら、日本が大好きになってしまった
さて、私はアメリカのシアトル、ボストン、カナダのバンクーバーなどに行っていたのですが、それぞれの体験は強烈なものでした。
ありとあらゆるものは巨大で、一般にイメージされるような銃社会のアメリカとは比較にならないような平和さで(これは場所によりますね……)、そして全ての情報が英語で入ってくる。現地の小学校ではICT教育が行われていて、いわゆるレベル別教育をPC上で行ったり、出題・回答から採点まで全てPC上で完結するテストがあったりと、日本との差に驚いたものです。逆に日本語学校では、毎週土曜日、地域の大学で開講していて、そちらはどちらかというと日本的な教育を行っていました。
しかし、春に桜並木が満開ということもないし、夏はものすごく暑いというわけでもない。端的に言って日本と正反対の環境で、気付けばアメリカと日本の両方が大好きになっていました。

もちろんアメリカは楽しい場所です。ダウンタウンの古本屋や洒落たカフェのブランチ(午前10時ごろの朝食と昼食を兼ねた食事)、巨大なスーパーの売り場や森林のトレイル(未舗装道路)など、枚挙に暇がありません。
食事の面から言えば、想像通りのアメリカンなハンバーガーやピザの食事から、予想を超えて幅広いエスニックフードの種類など、実際に暮らさなければわからない美味しいものがいくらでもあります。インドのカレーだったり、タイのガパオライスやパッタイ、ヴェトナムのフォー、メキシコのタコス、トルコのケバブ、などなど。
日本で逆巻き・裏巻きとして有名になったカリフォルニアロールについては……向こうの寿司は店による、とだけ言っておきます。いくら軍艦にわさびが入ることもあれば、まかないに近いような茶碗蒸しを作ってくれることもあります。Yelpを見ましょう。
一方、日本は日本の楽しさがあるのです。基本的に食事に失敗することはないし、治安の悪さに警戒しながら歩くこともない。そもそも徒歩である程度行動できるのもいい所です。
北米、というか海外で当然に要求される感覚を全く持たなくても生活できる世界なのです。
ちなみに、アメリカは国全体というより州ごとがそれぞれの州法を制定しています。これが州ごとの特色に強く関わっています。有名なのはカリフォルニアのProp65でしょうか。簡単に解説するのは難しいので、このあたりの話は個別に読み物にしてみましょう。
少し長くなってしまいましたね。
向こうで見てきたもの、日本に帰ってきてから見えてきたもの、それぞれを少しずつ書いていきます。
これからよろしくお願いします。